「制作会社にSEOもお願いしたのに、全然順位が上がらない」
こういった相談を受けることが多くあります。制作会社に依頼してWordPressサイトを作り、「SEO対策もお願いします」と伝えたにもかかわらず、公開から半年経っても検索からのアクセスがほとんどない——。
これは、その制作会社が手を抜いているわけでも、悪意があるわけでもありません。制作会社とSEOコンサルタントは、そもそも専門領域が異なる別の職種だからです。
制作会社がSEOに弱い3つの理由
理由① デザイン・実装が専門であり、SEOは別の知識領域
WordPress制作会社の本業は、「見た目が美しく、使いやすいサイトを作ること」です。一方、SEOに必要な知識はまったく異なります。
- Googleの検索アルゴリズムの仕組みと最新動向
- キーワードリサーチと検索意図の分析
- GA4・Google Search Consoleを使ったデータ分析
- 被リンク獲得の戦略
「デザインができる」「コードが書ける」とはまったく別のスキルセットです。制作会社がSEOを「オプション」として提供している場合、その多くは基本的なプラグイン設定にとどまっていることがほとんどです。
理由② 納品後の運用・改善まで関与しないビジネスモデル
制作会社のビジネスモデルは「受注→制作→納品」という一方向のフローです。しかしSEOは、サイトを公開してからが本番です。公開後にGoogleがインデックスするまでに数週間かかり、実際に順位が上がるまでさらに数ヶ月かかることが多い。
つまりSEOは、「設定して終わり」ではなく、継続的なPDCAが前提の取り組みです。
理由③ GA4・GTMの計測設計ができないケースが多い
SEOで成果を上げるためには、「何が効いているか」を正確に把握するための計測基盤が不可欠です。しかし多くの制作会社では、GA4の設置はできても、コンバージョン計測の設定やGTMを使ったイベント計測まで対応できないケースが少なくありません。
では、どうすればいいか?3つの選択肢
選択肢① 制作会社+SEO会社を別々に契約する
メリット:それぞれの専門家に任せられる
デメリット:制作時にSEOの視点が入らず、後から修正が発生しやすい。費用も2社分かかる。
選択肢② SEOコンサルタントに制作から依頼する
メリット:サイト設計からSEOを考慮できる。公開後もデータを見ながら一貫して改善できる。窓口が一本化され、認識のズレが生じにくい。
デメリット:SEOに強い制作対応ができるコンサルタントは多くない。
選択肢③ 自社でSEO担当者を育成する
メリット:長期的にはコストを抑えられる
デメリット:担当者の育成に時間がかかる
「制作からSEOまで一括依頼」のメリットとデメリット
メリット:設計段階からSEOを組み込める。計測設計が最初から正しく設定される。窓口が一本化される。コストを最適化できる。
デメリット:デザインのクオリティはデザイン専業会社に劣る場合がある。対応できるコンサルタントが少ない。
まとめ:最初の設計が集客の明暗を分ける
制作会社がSEOに弱いのは、能力の問題ではなく専門領域の違いとビジネスモデルの構造によるものです。
集客を目的としたホームページを作るなら、制作段階からSEOを考慮した設計を行い、公開後も継続的に改善を続けられる体制を作ることが最も重要です。
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